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ファースト・エイドとは (What is First Aid?)
ファースト・エイドとは、災害や事故の犠牲者やケガ人、また急病人に対する応急手当のことをいう。 ファースト・エイドを与えるということは、犠牲者の肉体的な危機状態に対処するのみではなく、その者の精神的なパニック状態、事故などの状況すべてを抱合して対処することが要求される。また、これはメディカル・ヘルプ (救急車など) が遅れたりあるいはそれらが得られないとき引き続き手当て、看護を行なう必要がある。
緊急手当 (Urgent care) とは、生命に危険がある状況下 (心臓麻痺、脳溢血、呼吸停止、中毒、ショック症状など) でファースト・エイドを与えることである。
犠牲者の検査とチェック (Examining and Checking the Victim)
災害や事故の場面に遭遇したときは、まず生命に危険がある状態の者の手当てを最優先に行う。 腕を骨折している者の手当てより、多量に出血をしている者の手当てが当然優先されるべきである。 もしその場に数人いる場合は、ひとりが応急手当を行い他の者がヘルプを呼びに行くようにする 。決して、緊急看護が必要な者を放置したままヘルプを呼びに行ったり、そばを離れてはならない。
犠牲者のケガの状態などをよく調べる。その者が意識不明におちいっていないか頻繁にチェックする。 特に犠牲者が意識不明のときは、呼吸を確認した直後に目を離した瞬間停止することもあるので、さらに頻繁に呼吸の有無と心臓の鼓動を調べる必要がある。
メディカル・ヘルプが到着するまで、傷口から再び出血していないかなどケガ人のチェックを繰り返して行う。ヤケドの場合、最初のチェックで軽い場合通常それ以上ひどくなることはないが、水泡ができたら包帯などで保護する必要がある。
犠牲者は、看護が必要でも常に緊急治療を施さなければならない状態とは限らない。 そのようなときは犠牲者を落ち着かせ、さらに起こりえるケガ、パニックなどを防ぐように努め、速やかにメディカル・ヘルプを探す。
緊急時の行動 (Eight Topics in Emergency Action)
緊急時や災害時に取るべき最小限必要な8つの行動を順番に挙げると次のようになる。
1. 事故、災害などに巻き込まれた犠牲者と自分自身の安全を確保する。
2. 呼吸と心臓の鼓動を正常に戻す、または正常に保つよう努力する。
3. 多量に出血している場合それを押さえる。
4. 中毒などの場合正しい処置を施す。
5. ショック状態におちいるのを防ぐ。
6. 犠牲者を注意深く調べる。
7. メディカル・ヘルプを探す。
.8. メディカル・ヘルプが得られるまで頻繁に犠牲者をチェックする。
ケガ人の救助 (Rescue)
災害などに遭遇した場合、まず全体の状況を見極める必要がある。 素早く声を掛けながらひとりひとりの状態を調べる。 安全を確保する必要がある場合を除いては、ケガ人をむやみに動かしてはならない。 ケガ人や犠牲者を動かすことによって、
●自分が傷害を受ける危険があるか、
●犠牲者と自分が周囲の状況、たとえば火事、水、交通などの危険にさらされないか
●犠牲者のケガがさらにひどくなる恐れがあるか、多量に出血したり、呼吸が止ったりしないかなどを考慮する必要がある。
必要がないかぎりケガ人は動かさないようにするが、周りが危険な状態で動かさざるをえない場合は、安全な場所に移動するまで応急処置などを行ってはならない。 もしケガ人を引きずらなくてはならないときは、腋の下に手を入れるか、肩をつかむか、あるいは必要とあれば両足をつかみ必ず縦側に引っ張るようにする。 絶対に横向きのまま引っ張ってはならない。
安全な場所に到達したら静かに横たえる。 本人ができるからといっても、歩き回ったり起き上がったりさせないようにする。 |
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