ケガ人の救助 (Rescue)
 災害などに遭遇した場合、まず全体の状況を見極める必要がある。 素早く声を掛けながらひとりひとりの状態を調べる。 安全を確保する必要がある場合を除いては、ケガ人をむやみに動かしてはならない。 ケガ人や犠牲者を動かすことによって、

●自分が傷害を受ける危険があるか、
●犠牲者と自分が周囲の状況、たとえば火事、水、交通などの危険にさらされないか
●犠牲者のケガがさらにひどくなる恐れがあるか、多量に出血したり、呼吸が止ったりしないかなどを考慮する必要がある。

 必要がないかぎりケガ人は動かさないようにするが、周りが危険な状態で動かさざるをえない場合は、安全な場所に移動するまで応急処置などを行ってはならない。 もしケガ人を引きずらなくてはならないときは、腋の下に手を入れるか、肩をつかむか、あるいは必要とあれば両足をつかみ必ず縦側に引っ張るようにする。 絶対に横向きのまま引っ張ってはならない。
   安全な場所に到達したら静かに横たえる。 本人ができるからといっても、歩き回ったり起き上がったりさせないようにする。

エマージェンシィー・コール (Emergency Call)


●911に電話をかける時の注意
ケガ人や現場の状況と必要な情報を落ち着いて詳しく、はっきり伝えるようにこころがける。電話をかける方が慌てていては、電話の向こうのオペレーターは状況の把握が正確にできず、それだけ救急車や救助隊の到着が遅れることになる。一番重要なことは、こちらからは絶対に電話を切らない。こちらがすべて伝え終わったと思ってもオペレーターはまだ質問があるかもしれない。また、状況を判断して救急車が到着するまで何をするべきか指示を与えてくれるのでオペレーターが切るまで電話は繋いでおく。

*911に繋がった時点で「ジャパニーズ・オペレーター・プリーズ」と告げると日本語通訳を介して応答することが出来る。(『電話ガイド』参照)

911に伝えることがら
1. こちらの電話番号
2. 犠牲者の現在位置、住所、現場までの道順、目印などできるだけ詳しく
3. 犠牲者の症状、コンディション、ケガなどの状態
(例:意識の有無、足を骨折、薬品による火傷、水の事故など)
4. 事故、病気の原因、犠牲者の人数、どんな処置が行われたか
5. 自分の名前。

[重要]オペレーターが切るまで電話は切らないでおく。