出血 (Bleeding)

[一般の傷、切り傷 (Wounds)]

 切り傷などによって出血している時は、その部分を直接圧迫するのが一番有効な応急手当である。 止血帯などは医師や救急隊員など専門家にまかせ自分ではあてないようにする。
a) 可能なら滅菌ガーゼやパッドなどを直接傷口にあてる。
b) もしそれらがない場合は、生理用ナプキンや清潔なハンカチ、タオル、または自分の素手でもよい。
c) これらのもので直接傷口の上を、5分から15分ぐらい強く押さえる。通常この処置で出血は止まる。
d) もし手・足や腕をケガして出血してる場合は、骨折していないかぎりケガ人の心臓の位置より高いところに置くとよい。重力により血液の循環が多少押さえられ止血がしやすくなる。
e) 傷口に布切れなどを当てた上からネクタイ、ヒモなどで強く縛る。 ただし、身体や手足のほかの部分に血液が通わなくなるほど強く縛らないように注意。 腋の下、首、鼠蹊そけい部 (腿のつけね) など縛りにくいところは指や手で強く押さえておく。

[頭部のケガ (Head Injuries)]
耳から出血している場合は頭蓋骨の骨折が考えられる。

a) まず救急車など呼び、応急手当ては緊急医療スタッフにまかせる。
b) 頭蓋骨骨折の可能性がある場合、頭部の止血は充分慎重に行う。 通常、頭部のケガは軽くても、かなりの出血がある。
c) 頭をひどくケガした時は首にも影響をおよぼしている可能性があるので、頭と首を動かないように固定する必要がある。
d) 気道の確保を行う。
e) 頭部の止血に限っては、砕けた骨のカケラが押されて脳にくい込む可能性もあるので、傷口にはあまり強いプレッシャーをかけないようにする。
f) 飲み物やタバコ、薬など決して与えてはならない。 これらのものは診断に重要な症状や徴候を隠してしまう恐れがある。

[体内出血 (Internal Bleeding)]
次のような症状の時は体内出血している可能性がある。

a) 咳き込んだり吐いたりしたときに血が混じっている。 また、尿や便に血が混じっている。
b) 肌が冷たく、じっとりとして青白くなる。脈拍は早いが弱々しい。 意識がもうろうとなる。
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救急車やメディカル・ヘルプを大至急呼ぶ
横に寝かせリラックスさせて気持を落ち着かせる。身体が冷えないように毛布やコートなどをかける。
医師に診察してもらい許可が出るまで、薬や液体など取らせないようにする。