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過去のコラム
School of Rock
 19
10/30/06
 
ストーリー

バンドをクビになった男がひょんなことからエリート小学校の教員となり、管理教育に漬かりきった生徒たちに“ロックの精神”をたたき込む痛快ロックンロール・コメディ。

ロックの心を全身で体現するギタリスト、デューイ・フィン。しかし、そのあまりの破天荒ぶりがアダとなり、ついにバンドをクビになってしまう。一方私生活でも、家賃の滞納が原因で居候していた親友ネッドのアパートを追い出されようとしていた。そんな時、ネッドのもとに名門私立小学校から代用教員の話が舞い込む。たまたま電話に出たデューイはお金欲しさから自分がネッドになりすまし、臨時教師の職に就いてしまうのだった。

ところが、いざ小学校へ行ってみると、そこは厳しい管理教育がなされ、従順な生徒たちにはまるで覇気も個性も感じられなかった。まともに授業をする気もないデューイにとってそれはどうでもいいことだったが、そんな生徒たちが音楽の才能にあふれていると知ったとき、彼の頭にはあるよこしまなアイデアが浮かぶのだった。


レビュー

最初、この映画を見始めた時 「私、大丈夫かな?最後までこの映画、観れるかな?」と思ってしまいました。何故なら、主人公のデューイがあまりにもハチャメチャで、自分勝手で、しかも、子供達への教育がとんでもない! 責任がなくて自分のいいように子供達を利用している姿に、キレそうになりました。子供達を制そうと怒鳴ったり、授業を放棄している姿には本当にムカムカ、ムカムカしてきました。

でも、なんだか憎みきれないこの主人公、デューイ・フィン。何故なら、彼はと〜っても純粋で、子供の頃のままの素直な心を持った大人なんですね。デューイがギターを弾く姿、子供達にロックを教える時の情熱、ロックしているときの生きる喜びに溢れた表情、ひたむきな姿に、私はどんどんデューイの魅力に引込まれて行きました。それから、子供達も! 最初は、なんて可愛気のない子供だ! と思っていたら、全然違いました!

やっぱり子供は純粋で、美しい存在です! 歌がうまい真の才能を持った子供達にはびっくり! 厳しい校長先生の目を盗んで、教室を完全防音にしてロックの練習に励み、みるみるうちに上達していく子供達がとってもステキ! デューイの特別授業である、「ロック理論」と「ロック史」、私もこんな授業うけた〜〜〜〜い! こんな授業してくれる先生って最高じゃないですか! 日本の音楽大学はクラシック(西洋音楽)とちょっと民族音楽の授業があるくらいで、ちゃんとJazzや、Rock、Pops、ゴスペルやFunkなどの音楽史や、理論を教えないですよね。絶対教えてあげるべきだと思います! だって、私が受けたいもの(笑)!ボストンに留学中、Jazz史の授業を受けたけど、最高だったな〜。あと、Berkleeではロックとファンクのコードの使い方も勉強したな〜。楽しかったな〜!

それから、私はクラシックとかJazzで育った人間なので、ロックの精神についてはよく知らなかったのですが、つまり「反抗」が芯になっているのですね。この世の中の矛盾、不平等などに対する、つまり権力やお金に対する「反抗精神」がロックの中枢だと今回、初めて知りました。既成概念や、矛盾している体制、社会に対して反抗心や怒りをぶつけているのがロック。私の音楽には「怒り」の部分がないけれど、あとのロック精神は、しっかりあるな〜っと思いました。だから共感できるのかな。。。あと基本的に私は音楽でポジティブ・エナジーを出して行きたいので、喜びや強さ、優しさを出しています。あと、悲しみの訴えも表現しているな、私の音楽は。。。しっかし、あの映画最後の子供達のステージは最高! 超ポジティブ・パワー全快で、ネガティブな反逆精神がなかったので、大人みんなの心に届いて、感動させられたのでしょうね!

規則や世間体、両親の価値観に縛られていた子供達が、この風変わりな先生によってもたらされた「ロック・ミュージック」により、自由と個性の新しい世界を知り、みるみるうちに子供達の表情が生き生きしてゆきます。 子供らしくなっていった、というか。。。そして、この経験は子供達にとって良かったばかりでなく、デューイにとっても貴重な体験で学ぶ場になったのです。子供達との交流を通じて、反社会的に生きる事だけがロックではないことを認識し、ちょっとはまともな人間になったのが嬉しいです! ロック・ミュージックの精神や自由の意味をはき違えちゃダメですよね!


三村 奈々恵

 
映画情報
 

データ

公開日:
製作年:
 製作国:
ジャンル:
公式サイト:

2004年4月29日
2003年
アメリカ合衆国
コメディ/音楽
http://www.schoolofrock-movie.jp/




 

キャスト&スタッフ

監督:
製作:
製作総指揮:

脚本:
撮影:
音楽:
音楽コンサルタント:
出演:

リチャード・リンクレイター
スコット・ルーディン
スコット・アヴァーサノ
スティーヴ・ニコライデス
マイク・ホワイト
ロジェ・ストファーズ
クレイグ・ウェドレン
ジム・オルーク
ジャック・ブラック=デューイ・フィン
ジョーン・キューザック=
ロザリー・マリンズ
サラ・シルヴァーマン=パティ
ジョーイ・ゲイドス・Jr =ザック
ミランダ・コスグローヴ =サマー
ケヴィン・クラーク =フレディ
レベッカ・ブラウン=ケイティ
ロバート・ツァイ =ローレンス
マリアム・ハッサン =トミカ
ケイトリン・ヘイル =マルタ
アレイシャ・アレン =アリシア

 
三村奈々恵のプロフィール
三村奈々恵
マリンビスト・三村奈々恵は、クラシック音楽の殿堂
「カーネギーホール」でデビューした途轍もない才能を持つ、
現在最も注目される大型アーティストの一人。

1997年、国立音楽大学を首席で卒業し、武岡賞受賞。
その後米国ボストンに渡り、ボストン音楽院で修士号を取得する。学生時代より国際コンクールで優勝を重ね、その卓越したテクニックと詩情豊かで ダイナミックなサウンドが評価され、史上3人目の「アロージ賞」を受賞。26歳の若さでバークリー音楽院講師を4年間務めた。現在東京在住。

趣味: 音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、旅行、テニス
好きなもの: 音楽、芸術、文化、自然、子供、動物、
                            スペイン&中米のアート、イスラム建築

三村奈々恵 live image+
プロフィール:
日本語PDFファイル (165KB)
英語PDFファイル (125KB)

オフィシャルサイト:
www.nanaemimura.com

ブログサイト:
http://nanaelog.com

“マイ・マレット”サイト:(笑)
www.encoremallets.com
 「“live image+ -010531-” より」
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