両親の死によって幼くして別々の親戚に引き取られていった双子の姉妹が、対称的な人生を歩み、やがてナチスの台頭という時代の波に翻弄されていく姿をドラマティックに描いた感動ストーリー。 1926年ドイツ・ケルン。 幼い双子の姉妹、アンナとロッテ。 いつも一緒で仲の良い2人は、ある日突然、両親の死によって引き裂かれてしまう。 アンナはドイツの貧しい農家に、一方のロッテはオランダの裕福な家庭に引き取られる。 離れ離れになってもお互いを想い続ける2人。 ロッテはアンナに宛てて手紙を書き続けた。しかし、その手紙は養父母によって秘かに処分されていた。 お互いに相手が死んだと教えられ成長した2人だったが、ある時アンナが生きていると知ったロッテは彼女を訪ね、感動の再会を果たす。 しかしそれも束の間、彼女たちにはさらなる過酷な運命が待ち構えていた…。 オランダの女性作家テッサ・デ・ローの同名ベストセラー小説を映画化。2003年度のアカデミー外国語映画賞ノミネート作品。
両親の死によって引き裂かれてしまった双子の姉妹の数奇な人生を描いたこの作品。「神様っていたずら好きなの?」って思わず思ってしまいました。同じ地球に、同じ人間として、同じ女の子として、そして同じ両親から産まれた双子でも、育つ環境によって、つまり、人間社会が作り出した「矛盾」によって、もてあそばれてしまった2人、というような気がします。 それから、自分達の都合の良いように、、、という「利己主義」の犠牲になってしまった、という感じもします。2人の育ったあまりに対照的な「環境」を見ていると、この世の中がひたすら「儚い」「情けない」ものに見えてきてしまいがちですが、でもそれはただの表面的なものに過ぎず、実はこの映画は最も大事で、普遍的なものはなくならない、という事を証明したいように感じました。それは、家族ならどんなに意見が食い違ってしまっても、結局は「愛せる」と言うことかな? 肉体レベルで否応なしに繋がっている家族、肉親。そういった人間関係の構成のなかに、様々な違う考え方をもった人間がいて、共生していかなくてはならない私たちの宿命。もっとも「愛」を学べる場なのかもしれないですね。 映画の終わりでは、結局はお互い「憎めなかった」というのが本音ではないでしょうか? 結局は「愛す以外に、何もできなかった」というような感じがします。
データ
公開日: 製作年: 製作国: ジャンル:
2004年12月11日 2002年 オランダ/ルクセンブルク ドラマ/ファミリー/戦争
キャスト&スタッフ
監督: 原作: 脚本: 撮影: 音楽: 出演:
ベン・ソムボハールト テッサ・デ・ロー マリーク・ファン・デル・ポル ピオトル・ククラ フォンス・メルキース テクラ・ルーテン(若いロッテ) ナディヤ・ウール(若いアンナ) エレン・フォーヘル(年配のロッテ) フドゥルン・オクラス(年配のアンナ) ユリア・コープマンス(少女のロッテ) シーナ・リッヒャルト(少女のアンナ) ユルン・スピッツエンベルハー(ダビド) ローマン・クニッツカ(マルチン)
1997年、国立音楽大学を首席で卒業し、武岡賞受賞。 その後米国ボストンに渡り、ボストン音楽院で修士号を取得する。学生時代より国際コンクールで優勝を重ね、その卓越したテクニックと詩情豊かで ダイナミックなサウンドが評価され、史上3人目の「アロージ賞」を受賞。26歳の若さでバークリー音楽院講師を4年間務めた。現在東京在住。 趣味: 音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、旅行、テニス 好きなもの: 音楽、芸術、文化、自然、子供、動物、 スペイン&中米のアート、イスラム建築