2022年、爆発的な人口増加と環境汚染に見舞われたニューヨーク。世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。そしてある夜ソイレント社の幹部(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。
そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム(公営安楽死施設)」に行ったことを伝えられる。慌ててホームに向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最後を見届けることになる。草原や大海原などの映像とベートーベンの「田園」に包まれてソルが死んだ後、ソーンはその死体を追跡する。 そしてソルの死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら叫ぶ。
「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならないんだ!」
ハリー・ハリソンのSF小説『人間がいっぱい(Make Room! Make Room!)』の映画化で、救いの無い未来観を描いている。まさに現代社会の最重大問題を予言した重要な作品。
この映画は1973年製作の古いものですが、2007年の今日観て、その内容がまさに現在の問題を語っていることに驚きました!今から何十年も前、既に原作者は、人口増加や、地球温暖化により環境が破壊され、食糧不足に陥る事を予測していたのです!!!確かに現代の技術から見ると、映像などは古く見えますが、その訴えている内容は、まさに今の最重要課題であり、そして映画のテーマは普遍的なものであります。監督はこう言っています。 この映画のテーマは、「地球を守り、愛することだ」と。。。
設定された時代は2022年。当時からしてみれば半世紀先の未来です。しかし2007年の今、2022年はたったの 15年先の話。本当にこの映画のような現実世界にしてはならない、と強く思いました。今から30年も前に警告されていたのに、現代社会は悪化するばかり。増々この映画の世界に近づいている。。。人々は実際に、もう取り返しのつかない危機に見舞われないと、聞く耳を持たないんだろうな、、、
しなびたセロリ1本と、小さなレタス、トマトとリンゴそれぞれ1個ずつ、小さな瓶詰めの食品3個、、、合計で$279。 女性の人権は失われ、若くて綺麗な女性がアパートに「家具」として住んでいる。 海中プランクトンで作った、高栄養食品『ソイレント・グリーン』は配給制で配られている。 こんなの狂った世界だ!と思うけど、でも、実際に起こりえる話でもあるのです。
この映画に出て来る、色んな場所の美しい「自然」の映像!あの美しい自然を見ていると、ただひたすら涙が出てきてしまいました。とにかく、この美しい「自然」を失ってはならない!無くならないで!と願っています。
映画『トゥモロー・ワールド』。子供が産まれない未来の話ですが、全く無秩序の混沌とした世界。生きる希望を失った人々に、政府が安楽死の薬を配っていました。この映画『ソイレント・グリーン』の中にも、安楽死施設が出て来ます。人間、自らの欲や、利便性だけを求めていては、破壊へと向かってしまいます。そして、生きて行くには、「食べ物」、「愛」、「希望」が本当に大切なんだと思います!美しい地球を守り、より良い生きものの環境・世界を望みます!
三村 奈々恵
データ
公開日: 製作年: 製作国: ジャンル:
1973年6月 1973年 アメリカ合衆国 SF
キャスト&スタッフ
監督: 製作: 原作: 脚本: 撮影: 音楽: 出演:
リチャード・フライシャー ウォルター・セルツァー ラッセル・サッチャー ハリー・ハリソン スタンリー・R・グリーンバーグ リチャード・H・クライン フレッド・マイロー チャールトン・ヘストン エドワード・G・ロビンソン リー・テイラー・ヤング チャック・コナーズ ジョセフ・コットン ブロック・ピータース ポーラ・ケリー
1997年、国立音楽大学を首席で卒業し、武岡賞受賞。 その後米国ボストンに渡り、ボストン音楽院で修士号を取得する。学生時代より国際コンクールで優勝を重ね、その卓越したテクニックと詩情豊かで ダイナミックなサウンドが評価され、史上3人目の「アロージ賞」を受賞。26歳の若さでバークリー音楽院講師を4年間務めた。現在東京在住。 趣味: 音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、旅行、テニス 好きなもの: 音楽、芸術、文化、自然、子供、動物、 スペイン&中米のアート、イスラム建築