映像がとにかく美しい作品です。偉大なる母:地球の美しさ、強さを体感できます。
現代文明に生きる私たちは、なかなか大自然の中に身を置く事ができませんよね。でも、この映像がまるで大自然に身を包まれているかのような感覚に誘ってくれます。太陽の光を反射し光を放つ雲、神々しく光り輝く緑や水、乾いた大地の砂の赤、などなど、、、まるで風の色まで見えてくるかのようです。
この映像は、世間で今ほど「地球温暖化、地球温暖化」と騒がれる前に制作されています。映画はこんなメッセージから始まります。
「大昔、人は小さな集団を作って暮らし、食料は生存に必要な分だけ集めていました。」この「taking ONLY what they needed to.」というメッセージは、消費大国日本の私たちの胸にグサっと突き刺ささります。「もったいない」という言葉が流行ったり、温暖化対策をやっと身近に感じ始めた私たちですが、まだまだ食料やエネルギーを無駄に消費しています。
そして、このメッセージに続き、以下の映画の主題が語られます。
「現在、手付かずの自然の中で暮らす人は、ごく少数に過ぎません。何千年も昔からの生活様式を今も守り続けています。先祖から受け継いできた生活の知恵を今も享受する数少ない人たち。彼らの話はめったに聞けません。今こそ、耳を傾けてみましょう。」
そして、世界中の様々な自然と生きる人々が、先祖から受け継がれている言葉を紹介してくれます。
例えば、アメリカン・インディアンの言葉は、「大地を母と思え。大地を敬えば恵みが与えられる。目に映るものすべて、、、陸の動物も、海の生物も、山や大きな岩も家族のようなものだ。家族のために、それを育む地球を守っていく義務がある。」
私は自然と彼らの言葉に共感できます。なぜなら、私は幼少時代、最も尊敬する存在が「自然」と「動物」だったからです。小さい頃から、自然と動物(全ての生き物)に、心からの尊敬の念を持っていました。小・中学生時代を長野県の八ヶ岳のふもと、という環境で育ったからでしょうか。。。
アメリカン・インディアンのホピ族や、オーストラリアのアボリジニー族など、世界には「土地を所有しない」民族がいます。土地を売買して生きている現代社会とは違い、この地球(土地)に住まわせてもらっている、、、という謙虚な姿勢が元々あるのですね。
また、「ありがとう」という言葉がない民族もいます。なぜなら、仲間と全てを分かち合うこと、感謝することが当たり前だから、「ありがとう」という言葉は、必要ないのです。私は、なんて「進化」した民族だろう、と思いました。科学や文明の進化ではなく、人間としての精神の進化を見たような気がします。
現代文明に生きる私たちと同じ人間、でも全く違う環境に生きる人々の「言葉」が心に響きます。どうぞ、この映像に「神」を感じ取って下さい!
映画での最後の言葉がとても印象的です。
「かつての生活様式に戻ればいい。」