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ラスベガス不動産投資ツアー報告‐3
いよいよ今回のツアーで個人的には一番気になっていた、高級高層コンドミニアム、MGMグランド・レジデンスへ向かう。ストリップが華やかなネオンの海と化す日暮れまで、あと1時間程掛かるだろうか。冬時間に変わったばかりのこの季節は、夜になるのが早すぎるといつもはぼやいている私も、ラスベガスでは待ち遠しい。ランドマークの一つである緑色に輝く大きなビル、それがMGMだ。大理石で覆われた豪華なロビーを通り抜け、カジノを潜って高級レストランンやスパなどの建ち並ぶスタジオ・ウォークの先にセールスオフィスが見えた。簡単な説明を受け、早速モデル・ハウスへと向かう。エレベーターで20階のボタンを押すと、上に登る気配も無しに、奥のドアが静かに開いた。私達は完全に騙されて大笑いとなった。まだタワーは建っていないのだ。
現在建築予定のビルディングは40階建てのファイブ・スター・ホテル・コンド6棟。そのうち3棟が先に着工となる。2004年の1月から分譲され始めた第一ビルディング(576室)、は30日で予約済みとなった。価格設定は35万ドルから1.5ミリオンまで様々で、予想以上の人気を記した為、現在分譲中の第二ビルディングに入り、価格設定を10%引き上げている。私達が訪れた週明けの水曜日から、また全室2万ドルアップと決まっているらしい。実際に入居可能となるのは、第一ビルディングが1年後、第二ビルディングが2年後なので、第三ビルディングが完売した後となる。その為、建設終了時点で転売する投資家も数多くいるようで、完成までの値上がりが面白そうだ。
ハワイなどでは例があるらしいが、ラスベガスでは始めての試みだと言うホテル・コンドのコンセプトを簡単に説明しよう。今回MGMコンドはフォー・シーズンやベラージオと並ぶ高級ファイブ・スター・ホテルとして建てられ、全室がストリップ・ビューもしくはマウンテン・ビューが一望出来るようになっている。キッチンはすっきりとしながら高級感のある素材で仕上げられ、バスルームは泡の出るジェットバスとシャーワーが別になっている。また、ソファーやベッドなど全ての家具、コンロ、電子レンジ、冷蔵庫、皿洗い機、洗濯機や乾燥機に至るまで、最新のデザインでオシャレにコーディネートされている。売買価格は全て家具付きの値段だ。共益費は$360で少し高めだが、24時間のロビー・スタッフによるセキュリティーと、ジムやプール、MGMホテルの施設は全て使える。更に毎月$200のホテル管理登録料を支払うと、MGMグランド・ホテルと同様に、日割りで宿泊客へ貸し出すことも出来る。
もちろん使用後は、部屋の掃除やシーツ、タオルの取替え、電話代の管理などもしてくれる。その為の宣伝費やホテル側のサービス料として、家賃収入の46%はホテル側へ、54%はオーナー側への折半となる。もちろん普通のコンドのように、年間契約で貸し付ける場合には、ホテル側へ支払うものは一切無いし、自分の為だけのバケーション・ホームとしても利用出来る。現在同じ建設会社が他にも2箇所、高層コンドミニアムを建てているが、MGMブランドの知名度からか、ホテルと一体化させたユニークなコンセプトからか、他の物件よりも売れ行きは良いようだ。既に各ホテルが同じようなプロジェクトを計画中とも言われているが、MGM系列とフラミンゴ系列の二台勢力で、ストリップ沿いのメジャーなホテルの買収が繰り返されており、ラスベガスの経済と、高層コンド市場の今後の動きが気になるところだ。
現在ラスベガスでは、賃貸市場で大きな変換機を向かえている。比較的新しいアパート物件約39,000ユニットが、コンドミニアム化され始めているのだ。既に売買が始まっている3,000ユニットの売れ行きが好調な反面、今年中頃から賃貸物件不足による家賃の急激な上昇が見られている。今回のツアーでも、価格的に買い易い事と、今後のアパート不足を考慮した、コンドミニアム購入者を中心に、12件の契約が一週間以内に成立しており、その後も問い合わせが絶えない。
アメリカ国内において、ハワイやフロリダに勝るとも劣らない観光地、また、ハリウッドとも並ぶエンター・テーメントの舞台となり発展を続けるラスベガスは今、目の離せないビッグ・シティーへと成長している。
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